レーシック(LASIK)は、1990年前半に確立された、主に眼の屈折異常で起こる近視や乱視を矯正するレーザー手術です。
レーシックの特徴は、下図のようにマイクロケラトームという、カンナのような精密な器具で角膜を薄くスライスしてめくり、角膜の内部に
レーザーを照射してその形状を調整し(屈折異常を正常にもどし)、めくった角膜を元に戻すという方法です。

このレーシックの術式の確立により、治療が短時間に、また快適に行えるようになり、メガネや
コンタクトレンズから解放されたい方、裸眼視力をよくしたい人にとっての第三の選択肢となっているのです。
まず、目薬の点眼麻酔をします。 次に眼の周囲の皮膚を広めに消毒し、眼の周囲だけが露出するような清潔なシートを顔に
かぶせます。 まつげをよけるためにテープをまぶたに貼り、まぶたを開くための器具をはめて、麻酔を少し追加をしたら、いよいよ
手術の始まりです。
手術では、眼球の表面に位置する透明な組織である角膜に、まず角膜フラップという薄い「ふた」をつくります。 このふたをつくる
器械が「マイクロケラトーム」という小さなカンナのような器械です。 この器械で円形で弁状の「ふた」(これをフラップ
といいます)をつくったら、これをめくっておきます。
次にフラップの下の角膜実質部分にエキシマレーザーというレーザー光をあてて、近視や遠視、乱視を矯正
するのに必要な分だけ角膜を削り取ります。 最後にフラップを元の位置に戻してぴったりと貼り合せ、接着するのを2〜3分間待って
終了です。 両眼の手術が15〜20分で終了します。
(上記は一般的なレーシックの手術法です)
点眼麻酔では、手術中に眼に何か触っているという感覚が残りますが、痛みの心配はありません。 ただし、手術を始める時に
まつげをよけるテープを貼ったり、まぶたを開く器械をはめたりするので、手術中に眼の周りの違和感や、まばたきができないための
違和感、突っ張り感などがあります。
マイクロケラトームを使用するときには、まぶたをかなり大きく広げたり、器械を吸着させる圧力がかかったりする
ので、つっぱり感や圧迫感が一時的に強くなりますが、この機械を使用する時間はほんの数十秒だけです。
手術中には、眼の表面を乾燥から保護するために、目薬を何回も点眼します。 また、手術終了直前には
感染や炎症を予防するための目薬を点眼します。 ですので、手術中には眼の表面を目薬が流れる感触があり、手術後に麻酔が
切れてきた頃には、少ししみる感じや目がゴロゴロする異物感、ヒリヒリ感がでてくることがありますが、目を閉じて休んでいると徐々に
落ち着いてきます。
◆イントラレーシック
フラップをつくるのに、マイクロケラトームではなく、フェムドセカンドレーザーというレーザー光を使うレーシックです。
詳しくは イントラレーシックへ
◆エピレーシック
角膜が薄く、通常のレーシック手術ができない方や激しい運動をする方向けのレーシックです。
詳しくは エピレーシックへ
◆カスタムレーシック(ウエーブフロントレーシック)
最近の技術の進歩により、微妙なピントのゆがみ(収差)まで補正してしまう最新のレーシックです。
詳しくは カスタムレーシックへ
◆PRK(ピー・アール・ケー)
レーシックのように角膜フラップをつくらずに、角膜に直接エキシマレーザーを照射する方法です。
詳しくは PRK(ピー・アール・ケー)へ
◆フェイキックIOL(アイ・オー・エル)
目の中に眼内レンズを入れることで近視を治す手術です。
詳しくは フェイキックIOL(アイ・オー・エル)へ
◆オルソケラトロジー
コンタクトレンズを夜眠っている間に装着し、角膜のカーブにクセをつけて、日中裸眼で生活できるようにする矯正法です。
詳しくは オルソケラトロジーへ
◆レーシックの適応と不適応
◆レーシックの合併症について
◆レーシックのよくあるQ&A
◆よいクリニックの選び方
◆有名クリニックの比較